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大阪府柔道整復師学会で本校学生さんが研究発表!
2019-09-04
カテゴリ:研究
9月1日(日)午前9時に開会した「大阪府柔道整復師学会」にて、本校4年生の学生さん達が研究成果を発表しました。今年は学校の校舎でもある運営母体、大阪府柔道整復師会館で開催された学会でした。
本校の運営母体である(公社)大阪府柔道整復師会が主催する学会は毎年「大阪学会」とご紹介してきましたが、今回名称が異なる理由は、例年日本柔道整復師会が主催という形で、本会が主管というものでしたが、次年度は大きなイベント、オリンピックパラリンピックへのサポートやラグビーワールドカップへの支援事業もあるということで、今年は大阪府柔道整復師会の単独開催であったため名称も場所も違ったものとなったそうです。
その大阪府柔道整復師学会では、4年生が研究成果をポスター発表という形式で発表しました。
Aグループの内容は「伸縮テーピングが膝伸展力に及ぼす影響」です。臨床ではあまり用いられない方法でのテーピングですが、先行研究で既に実証例がある膝蓋腱の弾性係数を変化させるテーピングを施し接線弾性係数を変化させることで、膝伸展力にどのような影響を及ぼすかを調査した基礎研究です。
しかしこの結果は臨床への応用も期待でき、今後の展開も見逃せない内容となっています。
Bグループの内容は「男子学生における足趾把持筋力と身体能力の関係性」です。足趾把持筋力は足裏の筋を専用の機材で測定する筋力です。現在子供さんの成長度合いを測定することにも用いられる足趾把持筋力の機材ですが、その筋力が他の体力測定や身体能力とどのような関連があるのかを実験で調べた内容です。
足の筋の発達状態や特性で、どんな競技やパフォーマンスで有意な相関がみられるのか、その結果を応用することで、スポーツ指導やトレーナー指導にも生かすことが出来ます。
発表前はかなり緊張した面持ちでしたが、予想をいい意味で裏切ってくれる、堂々とした素晴らしい発表を皆さんして下さいました。
後輩の皆さんも応援に駆け付け、さらに本校の卒業生も多数来場されていました。しかも卒業生も同学会で発表するなど、多くの本校の仲間が集合した素晴らしい1日でした。
仲間意識が強く結束力が高い本校。是非皆さんも、本校の雰囲気の良さや元気いっぱいの在校生の姿を、直接ご覧にお越し下さい。学生・職員一同、お待ちしております!!