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スクール ブログ

本会主催 「大阪保険講演会」 が開催されました

2018-02-12
開会のご挨拶 本会会長 徳山 健司 先生です。
柔道整復師の検討専門委員会でも提示されている現実です。
松本整形外科 院長 松本光司 先生です。
平成30年2月10日(土)職能団体であります本校運営母体、公益社団法人 大阪府柔道整復師会主催の「大阪保険講演会」が本校5Fのホールにて開催されました。
 
演題1は「請求実態から見る大阪府柔道整復師会による療養費適正化」についてで、太陽生命健康保険組合の長嶺秀一様、日本アイ・ビー・エムの杉原睦規様、トランスコスモス健康保険組合の木村元彦様から、請求件数の比較や実際の負傷理由記載から見える請求実態、領収書から分かる請求の内容などをそれぞれ事象を例にご説明頂きました。
 
講演2は「柔道整復は医療ですか?」と題して、臨床整形外科学会所属で療養費検討専門委員会の委員でもあられる松本整形外科、院長の松本 光司先生から、法律からの見解を踏まえた療養費の位置づけや、柔道整復師の歴史背景や行政通知を整理し、業務範囲への解釈をご説明頂きました。
 
また、柔道整復師の用いる用語の定義や解釈は、科学的根拠がなく「いつ誰が、どこで発表したものなのか?」それは=「論文としていつだれがどこで発表し、査読を通過し一般化されているのか」をご指摘されました。
 
これは本校の教育的立場からも、最も今の業界に対し声を上げたいところでした。この意味を、参加して下さった先生方は真に理解し柔道整復師の喫緊の課題であることを認識して頂けたでしょうか。
 
柔道整復師が「根拠がなく学がない」と言われる所以は、アクセプトされている論文の少なさです。他の医療系職種と比較すると、千倍以上の差があり、その数はほぼ皆無です。だから、いくら長けた施術や成果を上げても、医療として認められない現実があります。
 
本校では、10年前から「論文の書ける柔道整復師」「科学的根拠をもって検証できる柔道整復師」を育成しております。ますます本校の重要性や必要性を再認識できました。
 
本来は、本業界の教本が「専門書」になっていなければいけなかったのですが、今から遅れながらも立ち上がらなくてはいけない時期に来ているように感じます。業界団体が運営する唯一の4年制は、研究力からもその存在意義を示せるように今後も研鑽したいと思います。
 
 
大阪府柔道整復師会
医療スポーツ専門学校
〒550-0004
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TEL.06-6444-4171
 FAX.06-6444-4172

公益社団法人 大阪府柔道整復師会が
専門的医療人を育成することを目的に、公益事業として設立
柔道整復に特化した4年制専門学校

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