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正しい保険の取扱い方 特別講座開催!
2020-09-14
カテゴリ:柔道整復師
(公社)大阪府柔道整復師会の役員の先生方による特別講座です
柔道整復師の養成にかかる厚生労働省令が、平成30年度から変更となりました。1番大きく変更されたのは履修時間数で「教育課程の編成にあたっては99単位以上で2.750時間以上の講義、実習等を行うこととし、これに限らずより多くの単位時間数を各学校の特色を出す為のカリキュラムを追加することが望ましい」とする内容がガイドラインとなりました。
厚生労働省は、この変更で4年制が増えるとの試算があったようですが、本校以外は3年制教育のまま1日に勉強するコマ数と時間数を増やし、1単位45時間から4単位180時間に増えた臨床実習は、日曜日に行う学校や、授業時間に食い込ませて履修させる学校が多くなったようです。本校では従来から174単位3283時間でじっくり無理なく学ぶことが出来るスタイルです。
しかし、この増えた教育時間数の詰込みでおこったことで増加したのはドロップアウト。勉強についてゆくことが出来ず退学をする学生さんが増えたと良く耳にします。自分で復習し振り返りをする時間がないと継続した学びは難しいのでしょう。4年制課程で本当に良かったと今では思います。
さてその時のガイドライン変更で教育内容として追加されたのは「柔道整復師の職業倫理と社会保障制度」です。本校が開校当時から組み入れていた独自の教育として、行政と直接折衝をされている現役の保険担当役員の先生方から「知識と経験に裏打ちされた保険の知識とヒヤリハット事例」「最新の情報と柔道整復師の業界の流れ」など、より実践に即した内容を学ぶことが出来る教育システムを取り入れてきました。
今ではその内容を知りたいと、新聞、メディア取材、テレビ取材も受ける本校の有名講座となりました。今回も、川口副会長や布施副会長をはじめとする業界のトップリーダーの先生方から業界最先端教育を学ぶ内容です。柔道整復師療養費支給基準、施術録の記載方法、協定書など、不正や詐欺を行う柔道整復師が後を絶たない現状、教育から変えていこうという先生方の思いは学生さん達に伝わったと思います。
公益社団法人の役員の先生方、この度はありがとうございました。これからもどうか、学生さんを見守って頂けたらと思います。