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企業連携による「臨地実習」を実施!
2024-03-06
カテゴリ:医療
パワーリハビリの現場でフレイル予防
大阪医療スポーツの2年次臨地実習は、スポーツ現場でのメディカルトレーナー活動(救護実習)と地域密着型通所介護施設での臨地実習です。
介護と名のつく医療現場での柔道整復師の役割は少ないと誤解されている高校生さんや進路指導の先生とよくお会いしますが、柔道整復師だからこそ現場対応できることが多い場であることをブログを通じて知って頂きたいです。
その理由となるのは、利用されている患者様は、基礎疾患や既往歴で腰椎圧迫骨折、舟状骨骨折、大腿骨頸部骨折、椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、変形性関節症などの整形外科的疾患を患う方が多く、柔道整復師が学校で学ぶ症例を患者様を通して臨床現場で学ぶことが可能で、さらに問診・視診・触診・徒手検査で病態を把握しリハビリトレーニングを処方出来るところが強みです。
さらに、片麻痺や認知症、半側空間無視などの中枢神経、末梢神経障害などの症例も視野に入れたアプローチが要求されることから、一般臨床医学、リハ医学、生理学、解剖学、病理学を学んでいる医療国家資格である柔道整復師には臨床推論を行いどのようなパワーリハビリを実践すればよいのかを考える力を備えている点です。
以上のことから本臨地実習では、柔道整復師を目指して学んできた知識をふる稼働させ、プログラムすることを学ぶことが出来ます。
今後の日本の将来を見据えては、高齢者の方への対応が出来ることは将来の財産になります。これからフレイル予防トレーナーとしての複合資格取得もあることから、学生さんのモチベーションがさらにあがった素晴らしい実習となりました。ご対応頂きました施設に皆様には、丁寧なご指導を頂き、感謝しております。ありがとうございました。