論文作成で考える力を身につける!
医学会や学術大会にて発表
本校では毎年、3年生次に全員でグループ研究を行い、3年次・4年生次にて一般社団法人 日本柔道整復接骨医学会や 公益社団法人 大阪府柔道整復師会主催の 大阪学会 等で発表を行っています。
残念ながら医療系の中で、柔整分野は論文の基礎であるAbstractすら書けない柔道整復師や論文の在り方・意味すらも理解出来ていない免許取得者が多いという特殊な業界の現状があります。厳しい時代の中で、柔道整復師の行う施術は「根拠のある医療である」と胸を張れるようにしてゆくためには、論文が書け根拠を示せる柔道整復師の育成が業界の喫緊の課題です。
本校では、次世代を担う柔道整復師の育成にこだわり、この試みを毎年行っております。
この発表を行うまでには、まず研究のテーマを抽出しなければなりません。先行研究をひたすら調べ研究方法を一般化し、決まればその後はその実験を実行、結果が出た数値をどう統計処理すればいいのか模索し、現状の問題点を考え、解決策を導くことが必要となります。
このプロセスは、根気以外の何物でもありませんが、準備期間約1年。毎年、指導教官と学生さんとの間で起こる衝突などを乗り越え、上手くいかないことでの焦りや不安を払拭しながら、学生さん同士の意見の食い違いや意見の対立で落ち込み波乱があったり、毎年たくさんの苦労や苦難があり成長をしてくれます。
だからこそ、当日のこの笑顔と真剣さを見ることが出来るのです。
研究論文作成時に必要な考え方の組立て方法は社会人になった時にも、生かせるスキルです。論拠は将来必ず役立つ武器になります。