スクール ブログ
介護施設での臨地(床)実習を実施しました
2023-03-08
カテゴリ:医療
大阪府柔道整復師会医療スポーツ専門学校で長らく実施しておりました臨地(床)実習が3月8日(水)で終了となりました。
2年生の後期にて行うこの実習では、わが国では今後避けて通ることは出来ない「介護現場」での臨地(床)実習 です。
柔道整復師は介護保険制度においては機能訓練指導員として位置づけられ、介護予防ならびに高齢者の自立支援を行うことが可能です。
さらに柔道整復師は、骨折・脱臼・打撲・挫傷の施術を行うことが本来の業務としているため、例えば大腿骨頸部骨折等の股関節疾患における術後の患者様への日常生活機能改善などの後療法は得意分野です。
加えて本校では、3年生において公益財団法人健康・体力づくり事業財団の准国家資格である「健康運動実践指導者の資格」を取得し、介護現場においてはフレイル予防トレーナーとして機能訓練の運動プログラムを科学的根拠をもって作成し、運動指導を実践できるスキルを身に付けていきます。
健康運動実践指導者の資格は、スポーツ現場でのパーソナルトレーニングやフィットネスインストラクターとしての集団指導が基本ですが、介護分野にも応用できる技術をつける資格取得制度であるため、本校では在学中に取得できるカリキュラムを組んでおり、トリプル資格制度を導入しています。
超音波エコーの実践実技
2023-02-09
カテゴリ:医療
「施術の適応と医用画像」実技編
大阪府柔道整復師会医療スポーツ専門学校の3年生を対象に「施術の適応と医用画像の理解」の実践型実技を実施しました。
実技の内容は、観察症例を課題に、臨床所見、徒手検査、体表上のランドマーク、エコー画像でのランドマーク、被検者の基本肢位、検者の基本肢位、長軸走査、短軸走査を主に柱として実践実技が行われました。
うまく撮れない場合は、大きく分け「基本肢位が定まらない」,「入射角が悪い」の2つの理由が主だそうで、基本肢位が非常に大事であることを学び実践ました。
また、入射角が悪いと異方性の影響を受け低エコー像で描写されるため、長軸、短軸ともにうまく描出することが出来なくなることから、プローブを振って高エコー像となるように適正な方向を意識して入射角が垂直に当たるよう調整することが重要との実践的指導を受け観察を実施しました。
講師をおつとめ頂いた五島広文先生は、柔道整復師、NSCA-CPT,*D、基礎運動器系超音波技士であられ、以前は中村紀洋氏のパーソナルトレーナー(近鉄-ドジャース-オリックス-中日-楽天-横浜)も務められていた先生です。
4年制の大阪医療スポーツでは、国際ライセンスの『NSCA』認定トレーナーを卒業後に取得しようと考えている学生も居ることから、夢を現実にされた憧れの先生でもあります。大盛り上がりの実技は、時間を大幅に超過しての楽しくて実践的な実技実習でした。
就活セミナーを実施しました!
2023-01-27
カテゴリ:就職
ワークルールを学ぼう
弁護士の先生によるセミナー
大阪医療スポーツの就活セミナー、今回のテーマは「ワークルールを学ぼう」といコンセプトで弁護士の先生による特別セミナーを実施しました。
内定が決まったこの時期に行うことで、4年生にはよりリアルに自分事として捉え弁護士の先生の話を聞ことができ、真剣に今後の仕事との向き合い方を考えることができるため、毎年授業アンケートでも上位に入る好評な就活セミナーの1つです。
特別講師としてセミナーをご担当頂きましたのは、大阪弁護士会所属の弁護士 清水 亮宏 先生です。
ワークルールとは、働くときのルールのことです。労働基準法に関する理解を深めると共に、労働契約時の労働条件を確認する上でこのポイントは確認しておくべきなどの、労働契約に関する細かい事項を学ぶことでトラブルを未然に防ぐことができます。
社会に出てから、どのように自分の身を守るか、先日には柔道整復師業界における柔道整復師法、療養費請求の側面からワークルールを学びましたが、今回は、労働基準法・労働契約法などの、労働法に関する側面に対する理解を深めました。
本校では、早い段階からの就活セミナーも含め、社会に出てから役に立つ就職のためのセミナーを豊富にそろえ、長く社会で働くためのお手伝いも卒業後に渡っても実施しています。
業界説明会を実施しました
2023-01-16
カテゴリ:医療
(公社)日本柔道整復師会 業界説明会
1月12日(木)大阪府柔道整復師会医療スポーツ専門学校では、(公社)日本柔道整復師会 業界説明会が実施されました。
昨年は柔道整復師業界を震撼させる大きな出来事がありましたが、これからも柔道整復師業界の協定にある団体として、自らも襟を正し続けてゆかなくてはなりません。
国民の皆様や府民の皆様の信頼を得る柔道整復師業界としてさらに発展してゆくために、卒業を控えた4年生に向けては、横行する不正請求や詐欺まがいの行為、事件などに巻き込まれないためにも、何が正しく何が違反かを正しく見極める目を持つための講座を実施して頂きました。
本校では、就職に関しては業務範囲を逸脱し、違法広告、看板を堂々と掲げ業務を行っているような接(整)骨院は、就職先として紹介はしないよう、本会の保険担当理事の先生方に相談しながら就職先を指導、紹介することを徹底しています。
苦労して取得した「柔道整復師」の免許で不正をはたらき、療養費の取扱いが出来なくなったり、保険者への返還金で借金を背追うような人生にならない為に、非常に大切な内容を学ぶ90分でした。
会長のご尽力で、既に内定が決まっている4年生にとっては、非常に貴重な説明会となりました。講義の最後となる会長の「皆さんにはこれからも社団が味方についている」という応援メッセージが卒業見込みの皆さんの心に響きました。
整形外科医院での実習が終了
2022-12-26
カテゴリ:医療
大阪府柔道整復師会医療スポーツ専門学校の4年生が在学中最後となる「整形外科医院」での臨地(床)実習を終えました。
12月12日(月)~12月24日(土)まで毎日実施されたこの病院実習では、1日目から踵骨骨折の患者さんの徒手整復・熱可塑性キャスト材による固定を経験させて頂くなど、複数の骨折患者さんの整復・固定・リハビリテーションを経験させて頂くことがかないました。
さらに、実際に拘縮した患者様の手を触診させて頂いた学生からは、教科書や授業で先生から写真を見せて頂きながら教わったことはあったが、実際に触り感触を肌で感じさせて頂いた経験は何ものにも代えがたい実習だったと話してくれました。
また幸運にも、医師の指導の下で骨折の整復、固定の助手をほぼ全員が経験できた今回の整形外科医院での実習で、複数の学生さんから「自信が持てた」「貴重な経験が出来て嬉しかった」「大変だったけど度胸がついた」など、4年生の興奮が伝わる報告を受けました。
柔道整復師の整形外科での臨地(床)実習は、なかなか引受先がないと言われていますが、運営母体の(公社)大阪府柔道整復師会の連携力により実践が本校ではかなっています。
患者様と実際に対峙しているので、臨床実習そのものを写した写真はありませんが、良い経験ができた卒業までの最後となる「整形外科病院実習」でした。
4年生は就職の内定も全員が決定していますので、より勢い増した実習となりました。